書架整理のヒミツ!分類番号と図書記号のしくみ

読書・本

こんにちは、かり~です。

図書館で本を探すとき、本の背表紙に「854オ」などの数字・記号を見たことはありませんか?

図書館をよく利用する方は、しょっちゅう目にしているのではないでしょうか。

今回は、図書館で使われている分類番号と図書記号と、それを利用した本の探し方を紹介します。

分類番号とは

ほとんどの図書館では、分類番号と図書記号が使われています。

分類番号と図書記号をよく利用しているのは、図書館の職員。

返却された本を元に戻すときなどによく使います。

この番号や記号は、図書館の利用者にとっても役立つことがあります。

本の背表紙に、「854オ」のような記号がついているのを見たことがある人も多いはず。

この数字の部分、854が分類番号です。

多くの図書館は、日本十進分類法という分類法を使って本を並べています。

番号分野
0類総記(事典・新聞・論文集など)
1類哲学(哲学・心理・宗教など)
2類歴史(歴史・地理・伝記など)
3類社会科学(社会・政治・経済・教育・統計など)
4類自然科学(医学・数学・天文・生物など)
5類技術・工業(機械・建築・家政学など)
6類産業(農業・商業・林業・運輸業など)
7類芸術(美術・音楽・写真・スポーツなど)
8類言語(日本語、英語、中国語など)
9類文学(小説・エッセイなど。海外文学も含む)
(表1) 日本十進分類法による、本の分類

表1の1類、2類……は、分類番号「854」でいうと8の部分です。

ここからさらに細かく分かれていきます。

ここでは、8類である言語の詳細を見ていきましょう。

番号分野
800言語
810日本語
820中国語
830英語
840ドイツ語
850フランス語
860スペイン語
870イタリア語
880ロシア語
890その他の言語
(表2) 8類(言語)の分類番号

表2では分類番号の真ん中の数字を見てみましょう。

分類番号854では5の部分です。

表2を見ると、850はフランス語に関する本だということがわかります。

ここからさらに細かく、文法や語彙、方言などに分けられていて、一番右の数字を見ます。

分類番号854なら4の部分。

ちなみに分類番号854は、フランス語の語彙に関する本につけられています。

読む本の分類番号を調べるだけで、その本の分類が簡単に調べられます。

図書記号とは

同じ分類番号の本がたくさんある場合、分類番号だけでは探すのに時間がかかってしまいます。

そんなときは図書記号も合わせて探すとラクです。

「854オ」のオの部分が図書記号。

基本的には、著者の名前の頭文字が図書記号になります。

複数人で書かれた本の場合は本のタイトルが図書記号になることもあるようです。

分類番号・図書記号を使って本を探そう

読みたい本が決まっている。

読みたい本が決まっているなら、分類番号と図書記号を調べて本棚に行けば見つかります。

ほとんどの図書館には本を検索できるパソコンが置いてあり、本の名前を検索すれば分類番号と図書記号が出てきます。

図書館のパソコンには、本が置いてある場所を地図(配架図)で表示させる機能がついていることも。

このような機能がある場合は、分類番号や図書記号を見るより配架図から探す方が早いです。

配架図で探せるなら、分類番号や図書記号を見て本を探すメリットはないんじゃない?

と思うかもしれませんが、次のようなケースでは、分類番号は便利です。

読む本は決まっていないが、ある分野について知りたい。

この場合は、図書記号は使わず、分類番号だけを使います。

たとえば、あなたが「フランスに住みたい」と思ったとします。

フランスに住むなら、フランス語、フランス文化、地理などを知っておきたいですよね。

そんなときは、

  • 歴史(2類)の中からフランス史(分類番号235)、ヨーロッパの地理(分類番号293)
  • 言語(8類)の中からフランス語(分類番号850~859)
  • 文学(9類)からフランス文学(分類番号950~959)

などで本を探せば、「フランス」という国について幅広く学べるでしょう。

読む本がはっきりと決まっていないときや、同じ分野でいくつか気になる本がある場合には、分類番号を使うと便利です。

まとめ

  • 分類番号は日本十進分類法で決められている
  • 図書記号は作者の名前の頭文字になっている
  • 読む本が決まっているならパソコンで検索する
  • 幅広く調べたいなら分類記号を使って探す

今回は、本の分類番号と図書記号について解説しました。

たくさん数字を出してしまいましたが、もちろん、すべてを覚える必要はありません。

大きな分類(1類は哲学、2類は歴史…など)や、良く読む分野の分類番号だけ覚えておくと、本を探すのがラクになります。

図書館や本にはさまざまなルールがあるので、知ると面白いです。

かり~

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