「ボランティア休暇って何?」導入率や取得方法を解説

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悩んでいる人
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ボランティア休暇ってどんなもの? 休暇の取得方法や注意点を知りたい!

ボランティア休暇は地域や社会への貢献活動、災害支援など、無報酬のボランティア活動を行うときに利用できる休暇のことだよ!

ボランティア休暇は、育児休暇などと比べるとあまり知られておらず、取得しにくいと感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回はボランティア休暇の導入率や取得方法を解説していきます。

この記事の内容

  • ボランティア休暇の導入率
  • 休暇の取得方法
  • 休暇を取得する際の注意点

ボランティア休暇とは

ボランティア休暇とは、地域や社会への貢献活動、災害支援など、無報酬のボランティア活動を行うときに利用できる休暇のことです。

すべての企業で使えるわけではなく、ボランティア休暇を導入している会社でのみ取得することができます。

厚生労働省の調査では、

ボランティア休暇については、7.5%の企業で導入されており、導入予定、又は導入を検討している企業は約2割となっています。ボランティア休暇の導入に当たっては、8割近くの企業が有給での導入、または導入を検討しています。

厚生労働省『この経験がきっと力になる ボランティア休暇制度を導入しましょう』p3 より引用
https://work-holiday.mhlw.go.jp/material/pdf/category4/20210312_2.pdf

となっていて、すでに導入している企業はまだ少ないと言えます。

しかし、2割ほどの企業が導入を検討していることから、今後ボランティア休暇を取り入れる会社は少しずつ増えていくのではないでしょうか。

また、ボランティア休暇を取り入れている、または取り入れようとしている企業の約8割が、有給休暇として導入することを考えています。

「土日や夜が休みの会社だから、平日日中のボランティア活動には参加できない…」

という理由から、

ボランティア活動を諦めていた方も多いのではないでしょうか。

有給休暇が取れれば、平日日中でも安心して活動できます。

ボランティア休暇取得の手順

ボランティア休暇の取得方法は、育児休暇や介護休暇とだいたい同じです。

他の休暇と違うところは、ボランティアを探す過程があることと、報告書にて簡単な感想を求められる可能性があることです。

この記事では一般的な流れを紹介します。

手順②と③は前後する可能性もあります。

STEP1 就業規則を確認する

ボランティア休暇を取得するには、会社に許可を得たり、申請書を提出したりすることが必要です。

休暇期間は〇日間以内、〇ヶ月前までに申請、などと就業規則で決められていることがあります。

ボランティア休暇の期間は会社によって異なりますが、1回あたり連続5日間以内、1年で10日以内が一つの目安。

休職制度と合わせて、1,2年程度の長期で休む方もいるようです。

就業規則を確認し、早めに会社に相談しておきましょう。

休暇の申請が間に合わなくて活動をキャンセル……なんてことにならないように注意!

STEP2 ボランティア活動を探す

ボランティア休暇を使って活動する場合、活動先は慎重に選びましょう。

  • 時間の融通が利きやすい
  • 単発・短期でできる
  • 初心者でもできる
  • 活動で得たことを仕事や趣味に活かせる

といった基準で探すと安心です。

特に、短期・単発のものは、休暇期間中に参加しやすいのでオススメです。

STEP3 休暇取得に必要な書類を会社に提出する

会社規定の申請書を提出します。

記入する内容は、

  • 活動期間
  • 活動内容
  • 活動先の住所や電話番号
  • 仲介団体の有無

等が一般的です。

STEP4 ボランティア活動を行う

休暇が始まったら、ボランティア活動を行います。

持ち物や服装などの準備をし、スムーズに活動ができるようにしましょう。

STEP5 報告書を会社に提出する

ボランティア休暇を使った後、ボランティア活動に関して結果の報告を求められることがあります。

これも、会社規定の報告書を使いましょう。

報告書の内容は申請書の内容とほぼ同じですが、学んだことや簡単な感想を記入するケースもあります。

まとめ

今回は、ボランティア休暇のや導入率や取得方法について解説しました。

  • ボランティア休暇の導入率は7.5%と少ない
  • 有給での導入を考えている企業が多い
  • 休暇を取得する前に就業規則を確認しよう
  • 休暇取得の前後に書類の提出が必要

ボランティア休暇は他の休暇に比べて導入率が低く、取得している人も少ないため、使いにくいと感じるかもしれません。

しかし、ボランティアをすることで仕事で役立つ知識が得られる可能性も。

今後導入したいと考えている会社も多く、ボランティアをする会社員が少しずつ増えていくのではないでしょうか。

ボランティア休暇を積極的に利用し、自分や会社の成長に活かしていきましょう。

かり~

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